ステレオ画像による3次元計測

計測精度

 ステレオ画像での計測精度は画像中の1画素が実際にどのくらいの長さに対応するかで決まります。 つまり、レンズ・カメラの解像度・撮影距離・基線長(カメラ間距離)によって変わります。 また、カメラ撮像板中のステレオ対応点画素は大きさを持っているため、実際の空間中では計測対象点はある範囲内ということでしか特定できません。 その範囲が計測誤差となります。その状態を模式的に表したのが下の図です。カメラを横に並べて上から見たようになっています。 通常はカメラから見て奥行き方向の誤差が大きくなります。図からわかるように基線長を長くすると奥行き誤差を小さくすることができます。 ステレオ画像計測システムでは、条件に適するようにこれらを設定する必要があります。

計測誤差範囲模式図

<計測誤差範囲模式図>